


今井雅之作・主演「WINDS of GOD」(ウインズオブゴッド)
こんな方に観てほしい
- 演劇・舞台好き
- 熱くなりたい
- タイムスリップものが好き
- 第二次世界大戦の事を調べている
「ウインズオブゴッド」あらすじ
売れない漫才コンビ、田代誠と袋金太はお笑い名人大賞を目指しネタの練習に明け暮れていた。ある日二人乗りしていた自転車がダンプと衝突。気がつくと見知らぬ部屋に寝かされていた。しかも、窓の外には零戦!?二人は事故のショックで昭和二十年の航空隊基地にタイムスリップしてしまったのだ!しかも実在の特攻隊員の魂とすり替わってしまったらしい。平和とはまったく無縁の世界に愕然としながらも、二人は周りの隊員達と少しずつ心を通わせていく。(「MARC」データベースより)
この作品を通して~名言とともに~
太平洋戦争を舞台にした今作、なんと作品としては敵国のアメリカ、ブロードウェイでの公演も行ったとか。
その時は今井さんもかなりの覚悟を持って臨んだが、結果は大成功、スタンディングオベーションの嵐で幕を閉じることが出来たとか。
今もなお、戦争の爪痕が残る日本。
今作を作るにあたって100人以上の特攻隊の生き残りや家族の方にインタビューしてまわった今井さん。
そこで考え方が一変したとも言っています。
あの戦争は何だったのか?特攻隊員たちはどのような様子・考えだったのか?
いろんな文書・作品でも伝えられている事ではありますが、戦時中の集団心理の怖さを感じられます。
また、今井雅之さん演じるアニキが、特攻を決めたキンタにこう言います。
「お前な、もっと素直になれよ……。女、好きだろ、抱きたいだろ、結婚してガキの一人でもつくって……男の夢追っかけて、力いっぱい生きて行くのが、俺たち若者の特権だろう……。肉体がバラバラになって吹っ飛ぶのがお前たちの青春なのか……。なにがお国のためだ、なにが天皇陛下万歳だ、そんなものクソッくらえだ!」(WIN OF GOD本編より)
様々な思いがこの言葉に込められていると思います。
どの時代の若者たちも、今を生きる若者たちと変わらない人たちだったはず。
状況と環境が違ったために飛行機に乗っていた・・・。
今井雅之さんは亡くなってしまったけれど、今作はずっとずっと続いていってほしいな・・・と思うのでした。
ブックレットでは、今井雅之さんの思いが込められたインタビューも。
すごく素敵な思いなので是非一読してもいいかもです。




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