いやはや!
我が南国鹿児島は季節はずれの天候に悩まされています!
……とはいえ、私の住んでる地域はさほどでもないですけどね^^;
さてさて、今回は
伊坂幸太郎「魔王」です。
早速、以下
あらすじ
魔王とは何者なのか?魔王はどこにいるのか?
世の中の流れに立ち向かおうとした兄弟の物語。会社員の安藤は弟の潤也と2人で暮らしていた。自分が念じれば、それを相手が必ず口に出すことに偶然気がついた安藤は、その能力を携えて、1人の男に近づいていった。5年後の潤也の姿を描いた「呼吸」とともに綴られる、何気ない日常生活に流されることの危うさ。新たなる小説の可能性を追求した物語。
(BOOKデーターベースより)
……というのがあらすじ。
伊坂幸太郎さんの作品の中でもなんとなーく(ほんとになんとなーくなんですけど)政治的な匂いがしますね。
感想まとめ
批判でも肯定でもないんですが、貴方はそのままでいいんですか?的な事を問いかけられてるような気がします。
「魔王」とその5年後を描く「呼吸」の2つから成っているんですが、序盤はゆるーい展開。何気ない日常。
そこから段々と確信に迫る度に、群衆心理の怖さというか、知らないこと、知ろうとしない事への怖さが出てきます。
本当に怖いのは幽霊とかそういうのではなくて普通の人々なのかもしれない……
そんな事を感じた作品でした。
色んなニュースが飛び交う今、読んでみて考えるきっかけを作るのもいいかもしれません(^^)
魔王の中にも名言はあって、
でたらめでもいいから、
自分の考えを信じて、
対決していけば世界は変わる
自分の考えを信じて、
対決していけば世界は変わる
こんな考えさせられる文章や
人間の進化の最大の武器は好奇心だ
こんな言葉まで。
こう言った言葉で物語の雰囲気が分かるのではないでしょうか。
是非、ご覧下さい(^^)
「魔王」名言
若者が国に誇りを持てないのは、大人が醜いからだ
(文庫本 P238より)
いつの時代も言われる言葉かもしれませんね。最近はより顕著に感じられる言葉かもしれません。
でたらめでもいいから、自分の考えを信じて、対決していけば世界は変わる
(文庫本 P182より)
信念というか、覚悟を持てば色んな世界が変わりますね。誰かの空気に流されませんように。
伊坂幸太郎さんの言葉は心に残るセリフが多いです。自分の心に残ったセリフは書き留めておくといいかもしれませんね。
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