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本当に体験した怖い話#13「振り向くな」

早いもので私の体験談も13弾。このブログで一番読まれているのが怖い話。夏場はいいかもしれませんね。肝試しは自己責任ですよ。

さて、今回は私の祖母の家での話。

暗黙のルール

高校の時でした。

私のばあちゃんは、鹿児島の薩摩川内という言ってしまえば田舎に住んでいます。(川内の方すみません)

しかも山の中。

何もでないはずがない。
ここでは色々な霊体験をしました(^^ゞ

ここでは両親も祖父母も共通の暗黙のルールがありました。

それは

「おかしいなと思っても振り向くな」

気配を感じる。
物音がする。

そんな変化があっても

「振り向くな」

が暗黙のルールでした。

そんな中、危機一髪の出来事がありました。

暗黙のルールは小学生になって遊びに来ているときに学んだもので(これは違う機会に)

高校生の私は周知していました。
夏休みのお盆に帰省した時の話です。

昼は何事もなく、祖父母と話をしたり、ご飯を食べてたりしました。
事件は夜、起こります・・・。

振り向いた先に

帰省してその日の夜。
古い古い家でした。

ボーン・・・
ボーン・・・

という古い掛け時計が響きます。
当時はその音が不気味で凄く怖かった。
私はその音でなんだか目がさえてしまい、トイレに向かいました。

寝床からトイレへは、少し遠く、ちょっと歩かなければいけませんでした。
(3部屋向こうくらい)
私が恐る恐る廊下を歩いていると・・・。

ギィ・・・
ギィ・・・

板の間がきしむ音が聞こえてきます。
誰かも起きたのかな・・・。

そう思って振り返ってしまいました。

・・・あたりには誰もいません。

ふと廊下に目をやると、いつも飾ってあって、おばあちゃんが大切にしている人形が落ちていました。
あれ・・・?

テレビの上に置いてあったと思ったけど・・・
そう思いながら拾い上げ、棚の上に置きました。
人形は髪の長い日本人形の女の子の形でした。

・・・棚に人形を戻すと、トイレに入り、用を足しました。
(今もポットン便所で怖い)

トイレに入っていると、また

ギィ・・・
ギィ・・・

きしむ音が聞こえます。
だんだん怖くなってきた私は急いでトイレを出て、廊下に出ました。

すると・・・
トイレから急いで出た私は廊下に出るなり速足で布団まで向かいました。

・・・が、足になにやら当たるもの。
・・・そう、先ほど直した人形がまた落ちていました。

棚にしっかりと直したはずで、不思議に思いながらも不気味に思い、あまり見ないようにしていました。

寝室の障子を開けようとした時、

【ズシッ】

と、体に重みが加わりました。
思わず膝をついてしまい、一瞬意識が遠のきました。
額と首筋に汗が流れてくるのが分かりました。
同時に、背後に何かがいる気配も感じました。

小さな声で

「こっちだ・・・」
「こっちだぞ・・・」

と言ってるのがわかりました。

ぐいっ・・・

肩もつかまれます。
私は息も荒く目は閉じたまま動けなくなりました・・・。

ぐい・・・
ぐい・・・

無理やり体を押さえつけられ、振り向かせようとしているのがわかりました。
黒い塊のようなものが体の周りをふわふわと・・・

いや、ぬるっとまとわりついてくる。
複数の声が私に声をかけてくる。

「こっちだぞ・・・」
「こっちにこい・・・」

彼ら?のいう「こっち」
がどこを指しているのか。それを考えると恐ろしくなりました。

恐ろしさのあまり声は出ず、ただただ震え、汗が噴き出してくる。
ふと、私の目に飛び込んできたのは「あの」人形。

一瞬ぞっとしました。
だってさっき人形は見ないようにして、むしろ後ろにあるはずだったから。

しかしぞっとしたのは一瞬。

なぜか?
なんだか人形が暖かく感じたのです。

気のせいかもしれませんがうっすらと黄色か金色の光が見えました。
私はその不思議な現象に気を奪われ、体が軽くなっていきました。

「・・・・・・」

私は恐ろしさやらなにやらで、立ち尽くしていました。
気がつくと声はもう聞こえません。

時間にして数秒の出来事でしょうか。
・・・いや、もっとだったかもしれません。

人形はそのままいつも通りの人形に戻っていました。
私は棚に戻し、

「・・・ありがとうございます」

お礼を言いました。
・・・次の日、私はおばあちゃんに人形の事を聞きました。

すると、
その人形はおばあちゃんのお母さん(私にとって曾おばあさん)の形見の人形だったそうです。

曾おばあさんはとても霊感の強い方で、いつも色んな人の悪霊や悪いものを祓っていたそうです。
手作りで、おばあちゃんが子どもの時に作ってくれたそうで、
おばあちゃんが元気に育つように大切に作られたそうでした。

きっと、あの時の事は私を守ってくれていたんだと思います。

改めて、ありがとう。

人形は今もおばあちゃんの家に飾ってあります。

おわり。

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