本当に体験した怖い話8-2「高知の旅」
これまでの怖い話「高知の旅」
高知の旅「3日目」
3日目の話しです。
その後何もなく、朝になり、無事に何事もなく起きまして。
沢山歩いたせいか筋肉痛。
その日は「山内神社」に行きまして
(とても綺麗な所で好きでした)
鏡川でのんびりパンをほおばる。
土電を乗り継ぎ自由民権記念館へ…
暫く本を読んだりした後、
JRで県立歴史資料館へ…
バスで行けば近いのに(^_^;)
やっぱり5~6km歩いて歩いて。
散々迷って雨まで降ってきて…。
無事に着いた時にはびっしょり。
着替えて帰り道。
また、迷いました∑(°口°๑)
仕方なくバスセンター?みたいな所で雨宿りしつつ
バスを待っていたら…(野外)
シク…シク…
うっ…うっ…
と女性の泣き声が聞こえ、背後から冷たい空気を感じた為直ぐに先のバス停へ。(関わらない)
市内へ戻り、室戸岬へ出発しました…
外は大雨…宿決めず…
着いたのは20時とか21時でした。
すぐそばの民宿へ飛び込み、宿をゲットしました…
ですが…その夜…
高知の旅「3日目夜」
さて、そんな訳で外は嵐。
ゴゥ~
ゴゥ~
と、雨風が吹き荒れてます。
部屋は広い方で、畳の部屋。
ガタガタガタ…
と窓ガラスも揺れています。
…ここで当時の私の日記が見つかりましたので紹介を。
つらつらとその日行った場所やあった事をつたない文章で書いていたんですが
1行だけ
『俺は誰かに見られているのかもしれない』
と書かれてありました。正直記憶は薄れているのでどんな心境でどんな状況だったかは定かではありませんが、思い出せるだけ書いてみます。
……話は宿に戻ります。
ガタガタ…
と窓ガラスの音に混ざって
ギシ…ギシ…
という音が聞こえて来ます。
…?
最初は隣の部屋かと思ってました。
しかし
ギシ…ギシ…
というゆっくりと歩くような音は
廊下から聞こえてくるようでした。
気味が悪くなった私は布団を被り、電気を消します。
…
なんだろう?辺りに人の気配がします。
…なぜ?
外は嵐。
車も通らないような場所で?
夜中に?
不意に
足音が止まりました
・・・少しホッとして目を開けると
天井に
顔を半分だけ出して目をギラリと出した
人の顔が見えました。
…男性だったように思います。
一瞬だったかもしれませんが確実に目があいました。表情はなかったかと思います。
瞬間、私は目をグッとつぶり、
母から貰っていたお守りを胸にギュッと握り
どっかいけ!
とひたすら念じていました。
何か怖い事が起きてもそうすることでだんだんと心が落ち着きを取り戻し、
ゆっくりと眠る事が出来ました。
次第に嵐も落ち着いて来たような気がしながら
次第に気配は薄れていき、深い眠りにおちました。
そして翌朝は何もなかったような快晴。
宿のおばちゃんにお礼を言って、
次なる目的地へ向かうのでした。
つづく
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